土日の方が、当然人の出が多いです。午前中から千客万来で3時ごろになると店じまいを始めます。また主力商品は、玉、磁器、その他宝石、石、刺繍もの、古い写真、仏像、急須、経、家具、古時計、おもちゃ、木枠、その他ガラクタなどなど、土日には脇役商品である箱、袋、カタログを中心にした書籍の古本の売り場出ます。C級お宝の天国です。
B級専門店は、本物であると同時に当然高額である。換金狙いの値引きもある。
A級専門店は、本物かつ相当高額である。たぶん値引きはしない。値引きをしてまで売る気はない。コレクターの自慢のためのお店でもある。
北京が一番高い、地方の方が安い。(高い順に、北京、重慶、成都) 20%ぐらいの格差があると思われる。北京では、最近、磁器専門店以外でも刺繍専門店が磁器の品揃えをしているが、専門店から仕入れ、自分のショップで売っているのを見かける。専門店の倍以上の価格を付けている。当然日本の専門店では、北京の専門店の2倍から3倍が市販価格であると思われる。
オークションの仕組み、買い手から15%、売り手から10%〜15%の手数料を取る。
売り手は成約した場合のみ手数料が発生。買い手は手付金が必要。したがい専門店で買うより当然高い。
当然であるが、本物を何度も見るしかない。
眼力の方が、文章と違って、本物を見たイメージはわりと蓄積される。
したがって見れば見るほど、審美感が蓄積されると信じよう。
転売して儲けようと思っては目がくらみます。
この作品を手元に置いて眺めていたい。人にみせて自慢したい。家宝にしたいと思うコレクターを目指して欲しい。コレクターです。骨董商になりたい人向けのノウハウ本ではありません。審美感を鍛えるのに近道はありません。
例えば、Aクラスの商品は、博物館展示品クラスですが、これは一度見ると目に焼き付くぐらい印象に残ります。釉薬が300年、500年、1,000年経過しても破壊されずに光を発しています。このような作品をみてしまうと、CクラスはもとよりBクラスも見劣りしてしまいます。99%はフェイクだと思ってしまうかもしれません。でもそう感じる美意識が大切です。トップクラスを感じてください。釉薬がひかるのでこの釉薬の中には光る物質、例えば瑪瑙がすりつぶされて調合されていると言われています。そのような贅沢にコストをかけることができるのは官製窯だけです。官製ものは古くても新品同様に光るとまことしやかに伝承されています。したがってこのような伝承は、AクラスとBクラスの目利きは、このような使いわけのヒントになるかもしれません。