そもそも天目茶碗とは、日本における茶道業界と中国磁器骨董業界では、国宝を含む重要文化財として世界の磁器コレクター達の垂涎の的である中国産茶碗の2つの窯を表現する日本人が名づけた茶碗の名称であります
中国茶碗は、遠く遣唐使の時代、最澄、空海が中国からの土産として持ち帰った茶葉、喫茶の作法、茶碗が、その由来とされます。
その後、貴族や武家が、中国茶の喫茶に魅了され、唐物の茶碗を所有し、その茶碗で喫茶することが、為政者たちのコレクションとなりました。
天目茶碗の天目とは、浙江省東西に横たわる天目山の西の建窯、東の吉州窯の茶碗と総称して、日本のコレクター達はそう呼んで買い求めたのです。
今回は、特に宋時代の茶碗、様々な意匠デザインを創出した、建窯の耀変天目、油滴天目、兎毛天目、吉州窯の黒釉天目、貼紙天目、葉貼天目など、美しい色彩に映える逸品揃いのコレクションを展示販売いたします。
いま、よみがえる天目茶碗の世界。
ぜひ、ご来場をよろしくお願い申し上げます
A PEOPLE代表/青花草堂主人 田中保成
太古の昔からヨーロッパと中国大陸の文明の十字路、シルクロード西域南道を有するタリム盆地に広がる砂漠である。面積は30万平方キロで世界2番目の大きさである。
タクラマカンとは、一度入ると生きて出て来られないという意味を持ち、死の海として恐れられていた不毛の砂漠であったが、1980年代から石油や天然ガスの開発産出が始まり経済が活気づいている。タクラマカン砂漠に、再び奇跡のシルクロードが出現した。5000年前から、ホータン地区で産出されるホータン玉は、世界中の憧れのホワイトJADEとして、シルクより古くアジアオリエンタルの交易の中心商品であった。そのホータン玉、シルクに代わる現代のシルクロードの主役がここタクラマカン砂漠に埋蔵されていたのである。
そのタクラマン砂漠に魅入られ、過去3度にわたり、旅した青花草堂主人 田中保成。彼と妻、慈が見た「シルクロードの真の姿」とは? 悠々とした時間が流れる大自然…その美しいフォトグラフィの数々をぜひ、その眼でご確認ください。